正体不明
所用で家に帰る。
初めての同棲生活と離職のダブルパンチで情緒不安定だったこともあり
早く帰宅したいという気持ちも正直あったため居心地の良さが身に染みる。
これから大丈夫なのか、私。
離職して保険証も返し無免許でパスポートもない私は今現在自分を証明するものがない。
が、しかし、だ。諸々更新だの申請だのするには何かしらの身分証明が必要なのである。
なんて不便な今の状況。自分が悪いんだけどさ。
身分が証明できない存在。ミステリアス。…
そんな手続きをする為に帰宅したわけだが、やはり気は楽である。
親も久しぶりの帰宅とあって甘々。ケーキにシロップかけたくらい甘い。
2日目には元に戻って口喧嘩も勃発するのだけれど、比較的に仲がいいのでそれもいつも通りと言えよう。
大好きなキッチンで気ままに料理ができて幸せなこと、とか自部屋でのんべんだらりと気にせず伸び切ったゴムのようになれること。当たり前のことがありがたく思えますな。
ただその生活が当たり前となっていたところで
「他人と暮らす」という緊張感と責任感が必要なのかもしれないと思えたので今回の帰宅は大成功、多分。甘んじたかったのでしょうね。へっぽこめ…
夏も終わり。
家は食器も選べる楽しさが嬉しい。同棲の家でもそこは拘りたいところ。
これから昆布やら乾物を買いだめに行く。
軽いけど嵩張るので、きっと両手いっぱいに乾物を抱えるのだろう。
それを持参してまた同棲生活へ。お出汁の美味しい煮物でも作ろうかな。